遺品整理の相場

遺品整理を業者に頼んだ場合、一体いくらかかるのか?
それは業者によって様々です。
一般的にホームページに書いているような
3万円〜とか書いてあるような値段で
できるケースはほとんどありません。

トラック1台というのは通常2トントラックの
ことを言います。
それ以上大きいトラックは民家の道路に
入っていくことは難しいので
ほとんどの業者が2トントラックを使用しています。
2トントラックにも平ボディと言って屋根がない
トラックとアルミ板という屋根があるタイプ
があります。
1台というのは平ボディ(屋根がないトラック)
に積んだ量のことを言います。
おおよそ3畳のお部屋に1mくらいの高さまで
積んだ量を想定していただくと良いでしょう。

アルミ板というのは平ボディの2倍ほど積むことが
可能です。
ですのでトラックの台数でいうと2台分という
ことになります。
したがって料金も1台が4万円だと仮定すると
8万円は最低でもかかることになります。

アパートで1Rの場合、4万円〜となります。
ただし階段があったり物量が多かったり
した場合はその分は当然加算されます。

一軒家だと物が少ないお宅で20万前後、
通常は30万前後かかることが多いです。
大きい家だとそれだけものが多いですから
50万以上かかることもあります。

過去には100万以上かかった例もあります。
それでもお客様は自分では到底できないので
業者に頼んで来られます。
ご依頼されたお客様はお金がかかったことよりも
そのスピードに感動され100%喜んで
いただいております。
これまで後悔されたケース、クレームに
なったことは1度もありません。

・費用の内訳
一般的に2トントラックをレンタルすると
1日最低でも1万5千円〜2万円はかかります。
また人件費は男性1人につき2万円前後が
相場です。
1つの現場に5人で作業した場合、
人件費だけでも10万はかかっています。
それに加えガソリン代、処分代、運搬費が
かかります。
それでも業者は少しでも安く料金を提示し
仕事を取ろうと争奪戦です。
あまりにも争奪戦がヒートして来てしまった
結果、不法投棄している業者も
少なくありません。
また仕事を獲得したいあまり、
赤字覚悟で作業料金を提示し
回収品を売却する業者もいます。
依頼する場合は安さだけで選ぶと
そのような悪徳業者に騙されてしまうので
注意が必要です。
ですが安さに気を取られて
知らないうちに大事なものが
タダ同然で回収されてしまうことも
多発しています。
これは依頼する側が安さだけで
選ぶ人が増えているのが原因でもあります。
安かろう悪かろうはどの業界でも
必ずあります。

・遺品整理業者の選び方
遺品整理業者が最近はとても増えています。
選ぶ側からすると何を基準に選んでいいか
わからなくなってしまっているのが現状
のようです。
そこで目安とされやすいのが料金です。
つい安い業者に依頼したくなる気持ちは
充分わかります。
ですが、安さに絡め取られて後で
トラブルになったり後悔するケースも
多発しています。

例えばホームページで「積み放題2万円〜」
となっていた業者に問い合わせをしてみた
ところ「お見積もりに伺います」という
ことで見積もりは無料なので依頼されました。
2時間ご見積もりの人がトラックでやって
きました。
回収してもらいたいものはゴミ袋に換算すると
おおよそ20袋ほどでした。
積み放題なので当然2万円だと思っていた
ところ、業者がいうには「2万円だと
これだけしか持っていけない(約10袋程度)。
全部回収すると6万円かかる」と言われたそうです。
さらに業者は「ホームページにちゃんと書いてある」
と主張します。
依頼者は自分に非があるかのように言われ
結局6万円請求された、というようなことも
多々あります。

依頼する側もどういう業者かをちゃんと
見極める必要があります。
見極めるポイントとしてはホームページの
「会社概要」のところを見ることです。
代表者の顔が載っているか?
も重要なポイントです。
顔を出せないということは何らかの
事情があると思った方がいいです。
また、遺品整理業と謳いながら
遺品整理に他に全く関係ない事業をいくつもしている
会社もあります。
つまり片手間に遺品整理をしているということです。
遺品整理は儲かる、それだけの理由で
事業を始めるケースが多発しています。
トラックと人がいればすぐに始められ、
リサイクル品もリサイクルとして売却すれば
利益が出ます。
また、見積もりに行って人当たりがよければ
お客さんとしても、お願いしようか、という優しい方が
多いので、それにつけこんだ悪徳業者が多いのが
現状です。
まずは電話で疑問に思ったことは聞いてみて
そこで判断することが重要です。

・相続について
大切な家族が亡くなって最初にしなければ
ならないのが支払い関係や銀行などの手続きです。
遺言書がある場合を除き、
故人が残してくれた貯蓄を巡ってこれまで
仲よかった兄弟が骨肉の争いになることは
珍しくありません。
うちはお金ないから大丈夫と思っていませんか?
実は何億、何千万という大金を残された家族より
そうでないご家族の方の方がモメるのです。
多くの資産を残される場合は遺言書を書いて
いらしゃる方も少なくありません。
ですが、数百万単位であれば遺言書がなく
残された遺族のみで話し合うことになります。

そこで、「私は最後まで介護した」とか
「お兄さんは学費を出してもらったでしょう、
私は何もしてもらってないから私がもらう権利がある」
など、これまでなかった感情が出てくるのです。
家族が争ったりしたら亡くなった故人も悲しみます。
遺品整理業者も相続診断士と提携している
会社もあるのでそう行った取り組みをしている
業者を選ぶのが良いでしょう。

・作業の仕方
自分たちで遺品を分別をする場合は
大事な書類、使えそうなもの、
ゴミの可燃物、不燃物とざっくり分けて
ゴミ袋に入れます。
遺品整理業者の作業の仕方も
だいたい同じです。
皆様がやってることを代行して行うのが
遺品整理業者です。
ただ、決定的に違うところは
スピードです。
さらに細かく分けます。
ですので大事なものも見落とすことなく
しかもスピーディーにやることが
できるのがプロの遺品整理業者です。

資源のリサイクルにも力を入れている業者は
紙、布類、鉄類、木材、瓶類、と分けます。
さらにリサイクル品、家具類とに分けます。
残ったゴミをまた
可燃ゴミ、不燃ゴミに分けるのです。
これを一般の方がやるのは不可能と言っても
過言ではありません。
本当に大変な労力が必要とされます。

時々自分たちでゴミ袋に入れておけば
安くなるかもしれないと思い、なんでも
かんでもゴミ袋に入れてしまっておられる
ケースがあります。
残念ながら一般の方が仕分けされた袋には
雑誌などの紙類、洋服、金属、などなど
様々なものが混ざっています。
ですのでさらにそれを分別する手間が余計に
かかってしまいます。
物量によりますので結局は袋に入れても
入れなくても料金に差はありません。

むしろ業者がやりやすいように
何もされない方が業者は助かるのです。

・専門業者が必要とされる時代
現代はほとんどの方が外で働いていらっしゃいます。
家族が亡くなられて会社に忌引休暇を出し
1週間はお休みをもらえるでしょう。
しかしその1週間は目まぐるしく、とても片付けを
している暇はありません。
落ち着いた頃に片付けよう、という方も
いらっしゃるでしょう。
そう言って何年も放置している場合も多いのです
食べ物以外は腐らないから大丈夫と思って
いたらそれは間違いです。
何かも人が生活していた跡があり、
申し訳ないですが、現実は放置していると
ネズミやゴキブリ、クモなどの
害虫が発生してしまうのです。
特に布団や洋服は人の匂いがするので
ネズミの住処になりやすいのです。

そうなったら故人はきっと悲しむでしょう。
早めに片付けることをお勧めします。
そして簡易清掃だけでもしておくのが
故人に対する供養でもあるのです。
でも時間がない、そのような方のために
我々遺品整理業者がいます。

・遺品整理業の実態
「遺品整理士」という言葉が流行り出したのは
2011年ごろからです。
一般社団法人遺品整理士認定協会というのが
「遺品整理士」という資格ビジネスを始めました。
その資格というのは民間資格であり、
一般的な常識があれば3万円ほどで誰でも
取れる資格ということでもあります。
ですのでその資格があるから信用できるかどうかは
また別の問題となってきます。
少なくとも民間の資格は誰でも取れるので
ないよりはあった方がいいというくらいで捉えた方が無難です。
ただ遺品整理士と言ってもリサイクル業者もいれば
不用品回収業者もいます。
そのような業者は避けた方がいいでしょう。
遺品と不用品は別物と考えていますが、
不用品業者はどうしても同じと考えて扱いがちです。
大事なものも捨てられてしまうこともありますので
ご注意ください。
遺品整理を専門としている業者は大事なものがないか?
ご遺族は何を求めているのか?を考えながら
作業を進めます。

また回収したものは最終的にどこに持って行っているのかも
確認することが肝心です。
中には不法投棄する業者も多いのです。
なぜなら、このゴミの処分費はかなり高額なのです。
民間でゴミ集積所に捨てる場合は無料です。
ですが大量のものをゴミ集積所に捨てることはできません。
ですので我々のような業者がいるのですが、
本来は地域の一般廃棄物収集運搬許可業者に依頼するのが
正規のやり方です。
ですが、地域の一般廃棄物収集運搬許可は分別までは
してくれません。
分別は自分たちでしなければならないのです。
自分たちで分別したからと行って決して安いわけではなく
料金は遺品整理業者と同等かそれ以上になることもあります。
それがわからない依頼者はゴミは無料で捨てられるので
なぜ何万もするのかがわからないのだと
思います。
毎週ゴミを回収しにくる業者は町から委託されており
助成金があり言ってしまえば守られている業者でもあります。
仕事が途切れることはありません。
ですが、通常はこの一般廃棄物収集運搬許可というのは
既得権であり取得することは不可能に近いと言われています。
ですのでほとんどの遺品整理業者は持っていません。
だからと言って遺品整理業者がリサイクル品だけを
持ち帰って大量のゴミを残して行ったら家族は困りますよね。
そういう場合のために産業廃棄物収集運搬許可を持っている
業者もいます。
本来は産業廃棄物ではないのですが処分するための
名目として必要な場合もあるのです。

・遺品整理。自分でやる
費用を抑えるために自分たちで遺品の整理を
しようと試みる方もいるでしょう。
その場合、まずは分別です。
地域のゴミ袋に可燃ゴミ、
不燃ゴミ、ダンボール類、古着、瓶、缶、
ペットボトル、ガラス類、などに分けます。
布団や家具などの粗大ゴミは粗大ゴミのシールを
1枚500円〜1000円で役所や
役所と提携していることろ売ってありますので
それを買ってきてシールを貼ります。
この場合、粗大ゴミは回収を役所に申し込み
指定の日にちに外に出しておく必要があります。
重たい家具など身内に男手がない場合は
親戚の叔父さんや男性の知人に頼むしかないでしょう。
それだけを便利屋さんなどに頼んでも
数千円ではやれないことがほとんどです。
便利屋さんも生活があります。
ボランティアではありませんので
その辺の常識は持っておきましょう。

分別したゴミ類はそれぞれ指定された日に
出します。
ただし1回につき5袋までが常識です。
くれぐれも一度に大量のゴミを集積所に出さないように
注意してください。
ご近所とのトラブルになりかねません。
大量にある場合は少しずつ出すしかありません。

このように自分たちでやるにはあまりにも
労力がかかりすぎます。
手に負えないほど大量にある遺品がある場合は
思い切って業者に依頼しましょう。

業者に依頼する際に
費用を抑えるコツとしては5つあります。
1、調味料や液体のものは中身を捨てておく
片付けの料金は主に物量で決まりますが
液体のものはそのまま処分できません。
ですので業者が持ち帰って中身を捨てて処分したり
現場で流しに流して分別をします。
どちらにしても結構な手間がかかるものです。
その手間代を値引きしてくれる業者もいます。
また見積もりの時に液体は自分たちで処分して
おくのでその分を値引きしてください、といえば
ほとんどの業者さんは対応してくれるはずです。

2、数日かけて作業をやっても構わない場合は
  そのことを業者に伝えて人件費を抑えてもらう。
依頼者によっては1日で片付けなければならない、
という方もいらっしゃいます。
遠方に住んでおられたり、急いで立ち退きをしなければ
ならなかったり。
その場合は人数が必要なのでどうしても人件費がかかります。
それとは違って、持ち家なので何日かかっても大丈夫、という
方は、それを業者に提案しましょう。
そうすることで余計な人件費がかからずにすみます。

3、本が沢山ある場合は古本屋に引き取りに来てもらう
本は遺品整理業者でも買取りしてくれる場合が
ありますが、大量にある場合は逆に物量で
作業料金が加算されてしまうこともあります。
沢山ある場合は最初に古本屋さんに査定してもらうか
一括して引き取りしてもらえることもあります。
一度問い合わせてみるのもいいでしょう。

4、洋服だけでも袋にまとめておく
衣類は生地として再生されます。
衣類、タオル類はそれだけでまとめて
袋に入れておくと分別代はかかりません。

衣類の買取についてですが、
衣類は現在はよほどブランド物でない限り
買取は難しい時代になって来ております。
古着屋に持って行っても1着1円などの世界です。
持っていく手間やガソリン代を考えたら
捨てた方が早いという結論になります。
遺品整理業者で輸出などに力を入れている業者も
買取する場合がありますが、現状は発展途上国でも
衣類は末端まで届かずに途中で破棄されてるのが
現状です。

5、買取も同時にしてくれる業者に依頼し作業費から
値引きしてもらう。
遺品整理業者は分別だけする業者、
分別と引き取りだけをする業者、
分別、引き取り、買取もする業者とに分かれます。
遺品整理は整理だけ、買取は買取だけの会社も
あります。
どれを選ぶはか依頼者の自由ですが、
もっとも手っ取り早いのは買取もしている遺品整理業者です。
買取だけの業者に依頼した場合、遺品整理業者は
買取が出来なくなるため作業量も当然高くなります。
なぜなら遺品整理業者は回収品の中に買取できるものが
あるからこそ料金をサービスできるのです。

・生前整理の料金
生前整理の料金についてもふれておきましょう。
生前整理の場合は依頼者の方にいるものといらないもの
と確認しながら作業を進めます。

一人でいるものといらないものと分けて
処分するのはとても大変です。
また迷ったりすると分別作業も一向に進みません。
それで結局は片付けられない、ということになりがちです。

生前整理はできたら女性がいる業者に
依頼することをお勧めします。
男性は大きいものや重たいものを運ぶのは
得意ですが、細かい作業はどうしても女性
のようにはいきません。
そこは細かい繊細な作業になりますので
間違ってもガテン系ばかりの作業員の業者には
依頼しないようにしたいものです。

・不動産をお持ちの方
持ち家がある方は不動産選びにも注意が必要です。
不動産業者も遺品整理業者と同じく色々な
経歴の会社があります。
悪徳業者がいるのも事実です。
地元の信頼できる会社か紹介などがお勧めです。

また遺品整理と買取と同時にできる所も
ありますがその場合遺品整理が雑に扱われる
ケースもあります。
できたら別々に査定しそれぞれの金額を
それぞれ比較検討して慎重に進めた方が
良いです。

・処分費用
回収したものは遺品整理業者はそれぞれ
の契約している処分場へ持ち込みます。
紙類は古紙再生場、布類や鉄類も同様です。
ゴミは各々の会社で提携している処分所へ
持ち込みます。
その金額は決して安くはありません。
ですので業者に依頼するとそれそこの
金額になるのはそのためです。

以上のように遺品整理の費用に関わる
様々な背景をご紹介しました。

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